こんにちは、八木です!
今日はサマータイムについてお話ししますね
ちなみに、フランスでは「heure d’été」と呼ばれてます
知らないで渡仏した私は、またパニック。笑
サマータイムとは
目的と実施期間(フランス)
サマータイムは春から秋にかけて時間を1時間進めることで、日照時間を有効活用し、エネルギーを節約する制度
いわゆる、「省エネ」制度!
実施期間はEU全体でほぼ統一されています
開始 | 3月最終日曜日 | 午前2時に時計を1時間進める |
終了 | 10月最終日曜日 | 午前3時に時計を1時間戻す |
つまり、毎年3月末〜10月末までがサマータイムと思ってください
日本とフランスの時差
なので、時差もサマータイム期間とで変わってきます
サマータイム中(3月末〜10月末) | 7時間 |
10月末〜3月末 | 8時間 |
フランスやEUでの導入経緯・歴史
・フランスでの初導入
1916年にドイツと同様にサマータイムが導入された
・戦後の廃止と再導入
戦後、サマータイムは廃止されましたが、1975年のエネルギー危機を受けて再導入
・EUでの統一導入
1980年、EUは加盟国間でサマータイムの導入を統一
・2001年に開始・終了日を統一
このおかげで、国をまたいだビジネスが便利になる
現在はほとんどの人にとって日常の一部になってます
最近の廃止議論や賛否両論について
近年では、サマータイム廃止を求める声も増えています
しかし、加盟国間での賛否が分かれているため、まだ具体的な進展はなく保留状態

個人的に時差8時間になると、日本にいる家族や友人との電話が少し難しくなってきます…
ストラスブールの日常変化
通勤・通学時間の注意
サマータイムに伴い、もちろん通勤通学の時間は注意しないといけません
通学に関しては日曜日に時間が変更するのであまり影響は大きくないです
日曜日出勤組が危険な目に遭います
サマータイム開始時、(たぶん)寝ている間に1時間時計が進んでるので、
うっかりしていたら1時間遅刻です
まぁ、でもiPhoneは「時計を1時間進めておきましたよ」って
優秀なことしてくれるので、アラームさえセットしておけば大丈夫です
逆にサマータイム終わる時は1時間長く寝れるので得した気分です
川沿いの散歩やピクニック

↑こんな感じで、だんだん日照時間が長くなるにつれて
川沿いでの散歩やピクニックはよく見かけます
私はよくルームメイトやクラスメイトと
ストラスブールの観光名所であるオランジュリー公園や川沿いで
よくピクニックしてました
特に夏は夜がすごく長く感じられます
21:30ごろまで明るいので
初めてフランスの夏を経験した時は慣れるまでは不思議な感覚でした

↑実際、21時でこの明るさです
ちなみに、ヘッダーの写真は22時前の写真です
ピクニック「開始時間16時ね」って言われてびっくりしますけど、明るいので問題ないんですよね
屋外アクティビティ
・テラス席が増える
日照時間が長くなると、レストランやカフェのテラスでお酒飲んだり食事を楽しんでいる人たちが日常風景になります
・停泊船レストラン&カフェ
ストラスブールでは川沿いの停泊船を利用したカフェやレストランも営業しています
地元の人たちは「Café-péniche」と呼んでます

↑こんな感じで、2隻がレストラン&カフェです
・屋外映画
公園など、広場にスクリーンを設置して夜に上映会が行われるイベント
持参のピクニックマットや折り畳み椅子を持って参加でき、無料なことが多いです
・音楽フェス
中心街全体がライブ会場になります
騒音問題とか言ってられないです。笑

↑ちょっと歩いたらプチライブ会場があり、広い場所だと大きいライブ会場の設置もあります

↑ちょっと歩いたらDJさんがいたりと(ここにはびっくり)
音楽もいろんなジャンルがあってみんなノリノリで自由に歌って踊ってたので
個人的には推しのイベントです

みんな次の日仕事ちゃうの!?ってレベルで、夏は平日関係なしに多くの人が夜遅くまで楽しんではります
体調・生活リズムへの影響
健康への影響
- 睡眠不足
- 睡眠障害のリスク
- 急性心筋梗塞の発生率を高める
- 精神面への影響
などなど、言われています
数日は体内時計が狂う人はいます
学校でも朝の授業で居眠りしてしまう子が増えたり…
対策
- サマータイムの数日前から就寝・起床時間を少しずつずらす
- 朝日を浴びて体内時計を調整する
- カフェインやアルコールは控えめにして睡眠の質を確保する
など、工夫をしている人もいます

私は、特に何も感じない人間なので、影響は人ぞれぞれ
初めてのサマータイムで世界のiPhoneを疑う
いろいろと、サマータイムについて偉そうに述べましたが、八木、フランスに来るまですっかり忘れてました
遠い記憶で、学校でそんなこと習ったなぁ…レベル
寮に住んでいたある日、履歴書を出しに行くパン屋さん探しのため、朝起きてパン買いに行きました
朝はiPhoneで時間確認して腕時計(アナログ)をつけてました
家に帰ってパン食べて腕時計見ると、
「あれ、朝ごはん食べただけで1時間経ってる…」
でも、iPhoneは腕時計より1時間前を指している
どっちが狂ってるのか…
それとも私の咀嚼スピードが落ちたのか…
世界のiPhoneを疑うか、アナログ時計を疑うか
と言うことを頭の中ぐるぐるしてました
って言うのも、アナログ時計が遅れることはあっても進むことってないじゃないですか
結局、Google先生に頼って解決
ゆっくり起きてきたルームメイト(みんなEU圏内)は
「あー、そうだね。今日からだね」
って涼しい顔してました

無知って怖い(何回目)
まとめ
サマータイムは単なる時間の変更だけでなく、暮らし方や街の楽しみ方も変わってきます
街の変化を見て「あー、夏だな」って感じることができるのもここならではですね
「1時間長くなるからできること増えるやん」ってはじめは思いましたが、
人間すぐに慣れるので特に時間に関しては何も問題なく暮らせてます
旅行で来られる際は、時期によったらサマータイム注意してくださいね
今日もここまで読んでいただき
ありがとうございます
ではでは〜
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