こんにちは、八木です!
今日はワーホリ時代の仕事探しについてお話しします
当時、仕事が見つからなさすぎて日本に買えるお金なくなるところまで追い込まれました
私の経験と黒八木さん(採用担当もしている)の経験を踏まえてお話ししますね
ちなみに、家探しも大変なので、よかったらこちらもどうぞ↓
どこで働きたいか
まず、自分がどこで働きたいかによって働き先が見つかる確率が変わっています
日本食レストランや日本企業または職種にこだわらずに探しているなら、何かと働き口はあると思います
かといって、どんな仕事も熱意もなく探していても相手にされません
そこは全世界共通かと思います
私はパン屋さんの製造で働きたい希望一択だったので狭き門でした
また、パリなどの日本人やワーホリの人慣れしている都市と、地方では理解度も違います
例えば
私はパン屋さんの面接で、モチベーションレターが手書きであったことに感心した採用担当者さんが
採用するから今からシェフや従業員を紹介するねって言ってくださいました
みなさんと挨拶を交わして、職場の雰囲気も良くて25社目にしてようやく採用してもらえた嬉しさに涙していました
ところがどっこい
パン屋さんに後日メールで滞在許可証を提出してほしいと言われました
面接ではパスポートもVISAも見せました
フランスのワーホリVISAは、滞在許可証の役割も担っています
それを説明したのですが、「これは正式な書類ではありません」と採用取り消しというか採用担当者の方からメールが返って来なくなりました
パリでワーホリで働いている友人2人に滞在許可のことを職場から聞かれたか聞くと、何も言われなかったと
パン屋さんがワーホリVISAについて知らなかったのは否めません
こういうこともあるので、地方に行く方はメンタル強くもちましょう

仕事探し中は、お金もメンタルもスリ減りました。でも諦めなければ見つかるので頑張ろうね
CV(履歴書)について
日本との違い
履歴書は日本と全然違います
日本だと履歴書は100均などお店で買ってから、手書きで提出します(最近はデータで送るところもありますが)
何も知らなかった私は、ルームメイトに「履歴書はどこで買うの?」と尋ねたらびっくりされました
フランスは、Canva などのアプリから履歴書のテンプレートをダウンロードしてパソコンまたはスマホで作成して印刷します
写真も証明写真ではなく、笑顔の写真または仕事中の写真が一般的です
私は働き始めてから、履歴書を持ってくる人のを預かったりすることが何度かあり、見ることがありました
写真が斜めから撮った顔だったり、横顔の人もいました(流石に横顔はアウトらしい)
正面が好印象かと。笑
私はスマホでルームメイトが撮ってくれた写真を使用しました
自由…というよりこれが普通なんだと学ぶ
履歴書の重要視される部分
フランスの履歴書において、重要視されるのは職務経験です
これは非常に重要で学歴よりも重要視されることさえあるそう
経験があって学位がない人の方が、学位はあるが経験がない人よりも雇いたいと考えられています
履歴書の例
八木の履歴書を例に書き方を説明しますね

デザインはこんな感じが一般的です
希望の職種のイメージに合わせてデザインを選んでも良いです
もちろん、フランス語で頑張って作成してくださいね
それぞれについて少し補足します
①連絡先
これはフランスで使用している携帯番号を書きます
そしてメールアドレスなのですが、就活用に作っても良いと思います
私は日本で使用していたメールアドレスを使用していますが
日本独特なのかメールアドレス長いみたいです
なので、自分の名前のメールアドレスや簡単なアドレスを作ると、打ち込む側もミスなく簡単ですし
メールアドレスの打ち間違いで、面接までできないのはもったいないです
②学歴・資格
これは多くある場合は、希望する職種に関係するものを書けば良いです
また、フランスは逆年次順が基本で、最新の学歴や資格を一番上に書きます
これにより、採用担当者は直近の学歴や高位の資格をすぐ確認できます
③言語
ここは自分の話せる言語を書きます
DELFなどの試験を受けていて、合格証があるなら
合格レベルを書いておくと、相手もどの程度のレベルを話すことができるか把握しやすいです
④志望ポジション
これは名前の下に書いてることがほとんどです
自分の希望があるなら書いておきましょう
⑤職歴
学歴と同じく逆年次順で書くのが一般的です
最新の職務経験を一番上に書くことで、採用担当者が直近のスキルやポジションを確認できます
⑥趣味、関心
意外と重要な項目です
趣味や関心分野を見ることで、採用担当者はその人の性格や価値観、チームでの相性をイメージしやすくなります
また、会話のきっかけにもなります
ポイントは、簡潔にかつポジティブな内容を選ぶことです

職歴は特に重要視されるのでしっかり書いてね
モチベーションレター(志望動機書)について
モチベーションレターとは
以前は履歴書と別で志望動機書は手書きで必須でした
今では、ほとんどの場合で不要です
メール本文がその役割を果たし、履歴書を添付する形になっていると。
要するにメールで書くってことですね
私は直接足を運んでいたので、履歴書と一緒にA4用紙1枚、手書きで書いて出してました
モチベーションレターの例

①書き始め
採用担当者の性別が分からない場合は
「Cher madame monsieur」と書きます(madameが先)
女性とわかっていれば「Cher madame」
男性とわかっていれば「Cher monsieur」
で良いです
②内容
自分の今までの経験を経て、何をあなたの会社で活かすことができるかを書きます
自己アピールしっかりするところです
③定型の結びの表現
「私の応募に関心をお持ちいただければ幸いです。何卒よろしくお願いします」
日本と同様に結びの言葉を添えると好印象です
最後に名前を書いたら完成です

これを書くのが時間も神経も使ったので大変でしたが、ここを怠わなければ伝わります
提出方法
ネットで募集していたのであればそれに従えば良いです
郵送なのか、メールに添付なのかはサイトによります
私の場合は直接持っていきました
そのお店が従業員を募集していなくても、直接出向くことで自分のやる気を示し、良い印象を与えることができます
フランス語の会話力がない私は、とにかく伝えたいことはメモ用紙に書いて覚えていきました
何事もすぐに緊張してしまう私は、相手を前にすると頭の中がまっ白になります
なので、メモもポケットに入れて何も言えないよりは、見ながらでも伝えられるようにはしておきました
提出後の動き
私の経験では、履歴書出してからは3社からしか返事がなかったです
興味のあるポジションがある場合、フランスでは雇用主に連絡して進歩を確認するのは普通のことです
なので、履歴書を提出してから1週間後に進捗状況の確認をしていました
そしたら、高確率で返事がありました
だいたいお断りメールですが、それ以上期待しなくて良くなるのでもらえる方が良いです
お断りメールの内容で、最後の方に「もしお手伝いできることがあれば、遠慮なくご連絡ください」みたいなことが書いてありますが、間に受けてはいけません
これは相手に対する礼儀や親切を示す定型分です
これに期待して返事しても100%それ以降返事がないです
それよりは、「また機会がありましたらよろしくお願いします」とこちらが綴る方が好印象です
一件だけ、「製造ではなくお菓子の袋詰めの仕事はどうですか」と後々連絡があったこともあります

遠回しなやんわり表現は通じるものがあります(京都出身)
面接について
服装
どういう企業や業界を志望しているかによって服装は変わってくると思います
大手企業はフォーマルが一般的です
私はパン屋さんしか受けてませんが、いつもシャツとスキニーで行ってました
働いてる時に面接の場を見ることがありましたが、みなさんラフな格好でした
質問内容
面接で聞かれた内容は
- どんなパンを作っていたのか
- なぜストラスブールに来たのか
- なぜうちのお店を選んだのか
- どんなことをしたいのか
などを聞かれました
パン屋さんによっては立ったまま軽く会話をして終わったり、
お店の奥でお話ししたり、イートインコーナーで話したりと場合によりました

面接はラフな感じでした。質問内容は日本と大きく変わらないので準備していくと良いです
まとめ
私は合計26社に履歴書を持っていきました
パン屋さんでパンを買ってお店の雰囲気もみて、なぜここで働きたいのかを書いて持って行ってました
私はなかなか、びびって直接シェフに渡したりできない日もあって
販売員さんにCV渡して帰る日ばかりでした
採用してくださったお店は、面接はパトロンがしてくださり
私のつたないフランス語を最後まで「うんうん」と聞いてくださりました
当時の私はフランス語が今以上にひどかったです
ただ、面接で言うことは何度も練習しました
時々、メモを見ながらでも構わないです
フランス語が上手でなくてもいいです
結局は人と人です
自分の気持ちを伝える意思を示したら、相手に少しでも伝わるかと思います
ワーホリ仕事探しは、言語や文化の違いから大変で本当に辛い時期でした
どんなに泣いても辛くても、行動することだけはやめなかったです

人生うまく進まないことがデフォルトです。自分らしく楽しんで苦しみましょ。振り返ると人生の「味」があります
仕事が見つかたら、口座問題が発生するのでこちらにまとめました↓
今日もここまで読んでくださり
ありがとうございます
ではでは〜
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