日本からフランスへ船便で荷物を送る方法、料金・日数・関税まとめ

生活

こんにちは、八木です!

今日は日本郵便を利用して日本からフランスにダンボール2箱送ったら、思わぬ落とし穴にハマった話をしますね

ただでさえ荷物が届かないフランスぅ

にもかかわらず、船便で送るチャレンジをしました

私は海外に荷物を送った経験がなく、どうやって送るかもわからなかったので

日本郵便窓口まで聞きに行きました

なので、今日は基本的な日本郵便を利用した送り方もお伝えします

国際小包とは

まず、日本郵便が提供している海外宛ての荷物を配送するサービスのことを国際小包と言います

個人が海外の家族・友人に荷物を送るときや、通販・販売でも利用されています

海外に大きな荷物や重い荷物を送るための基本的かつ柔軟な手段です

他にも小型包装物(2kgまで)や印刷物(5kgまで)などのサービスもあります

荷物のサイズによって配送方法が変わるで最適な方法を選んでください

国際小包の重さとサイズ

重量制限

国際小包は最大30kgまでです

国によってはもっと低い制限がある場合もあります

サイズ制限

フランスの場合

  • 長さ+胴回り(最長辺以外の合計)≦2m
  • 最長辺は1.5mまで

……なんのこっちゃですよね

私もそうでした。涙

↑なので、図にするとこうなります

赤い線は1.5mまでかつ

赤い線+緑の線が2m以内ということです

国際小包で配送できないもの

国際郵便では、安全や法律上の理由から送れない物もあります

代表的なのは

  • 危険物(火薬、スプレー缶、リチウム電池単体など)
  • 香水
  • アルコール飲料
  • 現金や有価証券
  • 生鮮食品や腐りやすいもの
  • モバイルバッテリー
  • 国ごとの輸入禁止品(肉製品、乳製品、酒、医療品など) など

フランスの場合
缶詰、たばこ、美術品、骨董品、動物の皮、葡萄酒
特に肉や乳製品を含む食品は厳しく禁止されています

八木
八木

実際には郵便局の窓口でOKがどうかが最終判断になります

梱包方法

どんなものを送ったか

私はフランスに衣類を送りました

その際、まず全体でおおよそどれくらいの荷物かをまとめ、

料金表を見て送る量を考え、今回は12kgまでを2箱に決めました

国際郵便の料金早見表はこちら

ダンボール

送る内容が決まれば、次はダンボールの調達です

私はホームセンターで、宅配サイズ120のダンボールを2箱買って使用しました

↑このサイズが配送できる最大の大きさでした

ちなみにダンボールは郵便局でも買えるので、そのほうが確実です

海外配送では荷物が長距離移動するため丈夫なダンボールを選びました

二重梱包

いくらダンボールが丈夫といえど、どんな試練が待ち受けているかわかりません

そこも想定して、できるだけ12kgに近づけられるようにを考えました

郵便局に確認したところ圧縮袋はOKだったので

私は100均でマチ付き圧縮袋を買い、圧縮した袋をさらにビニール袋で包みました

…あれ、これ三重梱包?

↑これなら仮にダンボールに穴空いたり、破れてもまだ耐えれます
隙間あるように見えますが、この上に鞄ありました

注意点

海外のスパルタ(雑)配送にも耐えなければいけないのでテープ補強はしっかりしてください

↑こんな感じで特に角は潰れやすいので補強しておきました

テープの貼り方はキ貼りがお勧めです

↑底のフタの継ぎ目にテープをはり、底を三等分するようにテープを貼る

また、中身はプチプチや新聞紙などで隙間はなくしてください

荷物が動かないように固定することはもちろん、輸送中に箱が潰れるのを防ぎます

基本的に中身は気温の変化に耐えれて潰れないようなものをお勧めします

八木
八木

起こりうる試練を想定して対策しました

荷物の配送方法と料金

配送の方法は3つ

EMS(国際スピード郵便)

  • 郵便局が提供する最速の国際郵便サービス
  • ヨーロッパなら6日ほどで到着
  • 料金が高い
  • 追跡サービスあり
  • 重量30kgまで

航空便(国際小包の一種)

  • EMSほどは早くない
  • 値段は高いがEMSほどではない
  • ヨーロッパなら10日ほどで到着
  • 追跡サービスあり
  • 重量30kgまで

船便(国際小包の一種)

  • 配達日数予測不可能
  • とにかく安い
  • 届く荷物の状態も予測不可能
  • 追跡サービスあり
  • 重量30kgまで

小形包装物

  • ヨーロッパは2週間前後で到着
  • 小さく軽い荷物なら送料を抑えられる
  • 追跡サービスあり(eパケットライト)
  • 重さ2kgまで

国際小包のSAL便は2025年現在、取り扱いを停止しています

一番安い船便を選択

配送方法は船便一択でした

とにかく安い!

船便は郵便局だけが個人向けに提供しているサービスで、他の配送業者は個人向けは基本的に航空便のみです

そして、送ったものが冬服なので、そこまで急いでなかったのも船便を選んだ理由の一つです

私は、日本から7月に冬服を送りました

数ヶ月かかったとしても、冬服なので届いた頃に着れると思ったからです

少し重さ調節で、夏服や鞄など入れてましたが急ぎではなかったです

何より、航空便の値段の高さといったら…

今回私が実際フランスに12kgの荷物を送った時の比較を表にしますね

EMS航空便船便
料金27,700円26,400円8,700円
到着日数6日10日予測不可能
サイズ長さ+横周(=最長辺以外の合計)≦3m、最長辺は1.5mまで長さ+横周(=最長辺以外の合計)≦2m、最長辺は1.5mまで長さ+横周(=最長辺以外の合計)≦2m、最長辺は1.5mまで
重量30kgまで30kgまで30kgまで

船便圧倒的勝者!!(値段だけ)

かかった日数

私は船便でダンボール2箱送り、荷物到着まで2ヶ月と13日かかりました

思ってたより早く届いたのと、ダンボールの破損なく状態もよかったです

ただ、場合によってはダンボールがボロボロで届いたり、いつまで経っても届かないということもあります

船便は運要素も入ってくるので、こんだけ言うといてなんですがお勧めはしません。笑

お金があるなら、大切な物なら、航空便にしてください

私は最悪再会できないことも想定して、可愛い子に旅をさせました

また、追跡番号はありましたが日本を出発してからフランスに到着するまで、2ヶ月ほど消息不明です

八木
八木

私は値段重視だったので、船便のある日本郵便を選びました

書類作成の手順

会員登録

現在、セキュリティ向上のため国際郵便物の情報を電子化したデータを、事前に宛先国の税関宛に送信することが義務化されました

なので、手書きの送り状では受け付けてもらえなくなりました

書類をパソコンから作成する場合は、国際郵便マイページサービスへの登録が必要です

スマートフォン版では会員登録なしでも利用できますが、何度も利用する予定がある場合は依頼主と届け先の入力内容を保存できます

また、スマートフォン版はパソコン版とは異なり、単純な送り状作成機能のみとなります

作成した送り状の履歴等は保存されないので、注意してください

依頼主・届け先を入力し、送り方の選択をします

国際郵便マイページ登録のサイトは→こちら

最難関HSコード入力

次に、1番大変な内容品入力です
一つ一つ、以下の項目を入力します

  • 内容品名
  • 原産国(不明な場合は空欄を選択)
  • 重量
  • HSコード
  • 価格
  • 個数(半角英数字で入力)

HSコードとは、輸出入に用いる内容の品目番号です

英語で詳細に正確に記載しないと関税検査を通過できない恐れがあります

英語なんていちいち調べてられないよって思いますよね

私は、郵便局のサイトにHSコード類の例があるのでこちらで検索しました

見方は、例えばセーターと検索します

すると、このように検索結果が出てきます

しかも、細かいことに男性用、女性用、羊毛、カシミヤ毛、綿など種類の多さ…

英語も一緒に出てきてくれるので、これを入力します

そして、赤い四角で囲ってる10桁の番号がHSコードです

これを入力するのですが、フランスは左から8桁です

全部ちゃうんかいって思いますが国によって違うのが現実です

私は携帯でこの作業してたんですけど、恐ろしいことに

同じ画面に20分以上とどまるとエラーの原因になるみたいです

それを知らずに、一生懸命39個分入力した後のエラーの絶望感と言ったら

言葉にできない。涙

なので、20分以内に作業を終えることを心がけてください

私は2度とやりたくないです

書類と共に郵便局へ持って行く

パソコンから作業した方は、作成した書類を印刷して、署名欄に署名します

スマートフォンからの場合は、印刷する必要はないです

書類作成後にメールが届くのでリンクを押すとQRコードが表示されます

それを郵便局にあるゆうプリタッチにかざすと書類が印刷されます

そして、ここでまた事件が発生しまして

1箇所入力間違いがあり、1から打ち直すという苦行…

優しい郵便局のお兄さんが手伝ってくださり1時間……すみません

八木
八木

なぜか、セーターをseeと打ってました。確認は大事ですね

関税の落とし穴

私が送った服は、もちろん新品ではない服だったので値段は覚えていませんでいた

なので大体1000円前後で書いてたんですけど、これ、フリマ価格レベルでいいみたいです

100円とかそんなレベルで。

無知なおばかさんの八木は、使い古した服やし大丈夫やろとか思ってました

ある日、ポストに不在配達通知が入ってたんです

関税106ユーロ。やめてもろて…

ショックでしたが、お勉強代だと思い郵便局へ行き告げられた言葉が

関税は1箱106ユーロ、もう1箱は108ユーロ。

え、今ぁ…フランスぅ

みなさん関税も視野に入れてくださいね

八木
八木

無知って怖い(何回目)

まとめ

送料は安かったのに関税入れると、結局高くなりました

それでも、今回の船便は箱の破損なく無事に到着しました

関税が高額になる可能性があるので内容や金額を工夫することをお勧めします

また、日本に定期的に帰国するのであれば、帰国した際に少しずつ持って帰ったり

いっそ、現地で調達する手段も選択肢の一つかと思います

八木
八木

とは言っても、再会した時は嬉かったです

今日もここまで読んでくださり
ありがとうございます

ではでは〜

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