こんにちは、八木です!
今日はストラスブールのトラム・バスの料金、切符の買い方、乗り方の流れをお話ししますね
ストラスブールは街全体が美しく、トラム(路面電車)が街の風景に溶け込む素敵な都市です
でも、初めて訪れた時、私は切符の買い方が分からず、券売機の前で翻訳してモタモタしてしまいました
その時は近くにいた方が助けてくださいましたが、いつも人がいるとは限りません
切符の種類もあり、バスも同じ切符で乗れるのかなど迷うこともあると思います
実際、私がそうでした
また、罰金を取られた経験談も入れときます
Tram(トラム)について
フランスやドイツ、スイスなどのヨーロッパの多くの都市では、環境に配慮した電動トラムは自動車よりもエコで便利な交通手段として広く利用されています
フランス東部、アルザス地方の中心都市のストラスブールもトラムが発達していて、地元の人にも便利な交通手段です
ストラスブールのトラムについて少しまとめました
| 運営 | CTS (Compagnie des Transports Strasbourgeois) |
| 路線 | A〜Fの6路線 |
| 運行時間 | 4:30〜0:30ごろまで(路線による) |
| 運行間隔 | 時間帯によりますが5〜10分間隔 |
良いところ
市内の主要観光地をカバー
ストラスブール大聖堂、Petite France(プティット・フランス)、ヨーロッパ議会、オランジュリー公園など、観光スポットのほとんどにトラムでアクセス可能です
なので、観光であれば24時間乗り放題の切符を買うと効率よく観光できると思います
乗り換え・路線がわかりやすい
トラム路線はA〜F線までアルファベットで区分され、色分けもされています

↑路線図はこんな感じです
なので、初めてでも迷いにくい設計になってる…
ようですが、初めてみるとウッと拒絶反応みたいなものが私は出てしまいました
しばらく見てるうちに慣れてきました
観光でしたら、A線とC線が観光地や主要ホテルが多いエリアが多いのでよく利用すると思います
快適
トラム専用レールを走るので車の渋滞の影響をほとんど受けません
また、時刻は比較的正確です
車内も綺麗ですし、座席も広く設計されています
また、低床車両なのでベビーカーや車椅子でも乗り降りしやすいです
環境にやさしい
電力で走るトラムは、二酸化炭素の排出がなく街の環境にも配慮しており、
ヨーロッパでは「エコでスマートな交通手段」として評価されています

トラムのデザインはたくさんあり、お気に入りを探すのも楽しいです
注意点
深夜は運行がない
だいたい0:30頃で運行は終了します
夜遅くまで出歩く場合は、徒歩かタクシーが必要になるので注意してください
無賃乗車チェックが厳しい
ランダムで検札があります
乗る前に切符を打刻していなかったり、制限時間を超過してしまうと罰金が60€以上発生します
もちろん、言い訳は一切通用しないので注意してください
例え機械の不具合でも罰金取られますし、切符無くしても罰金です
私は1回罰金60€払いました。涙
その日は友人がストラスブールに遊びに来ていて、5回ほど回数券を使用していました
そして、23:30ごろトラムに乗って帰宅途中に検札がありました
黒八木さんもずっと一緒に行動しており、打刻も一緒にしていました
なので、自信満々で切符渡したら
なぜか黒八木さんは大丈夫で、私は罰金対象になりました(なんで)
次の日は、24時間乗り放題を買いました
機械が反応していなかった、検札員が記録をちゃんと確認しなかったという理由で罰金になるケースはよくあるそう
どんな理由であれ、意図的な無賃乗車の人がいるのも事実で仕方ないところはありますが…ほんま無情
なので、打刻だけは注意してください
混雑する時間帯がある
朝夕の通勤・通学ラッシュは日本と同様混みます
なので、時間の融通がきくならラッシュの時間帯は避けると良いです
また、クリスマスマーケットの期間は規制がかかることもあります
観光スポット近くのトラムは、基本的には立ち乗りになることが多いです

もちろん停留所は屋外なので雨の日は屋根下に入れなければ濡れます
料金
2025年10月時点の値段です
アプリで購入の方が少し安いですが、種類が少ないです
| 切符種類 | 利用人数 | 有効時間 | 乗り放題 | アプリ料金 | 券売機料金 |
| ALLER SIMPLE | 1人 | 片道(1時間以内乗換可) | × | 1.9€ | 2.1€ |
| 24HALSA +EMS | 1人 | 24時間 | ○ | 4.6€ | 4.6€ |
| TRIO 24H pour 2 ou 3pers | 2〜3人 | 24時間 | ○ | 10.2€ | 10.4€ |
| 72H SOLO | 1人 | 72時間 | ○ | 10.2€ | 10.4€ |
EMS(ストラスブール都市圏)内のバス・トラム・長距離バス・TER(地方鉄道)で利用可能です
購入方法
券売機
今回は片道切符1回分の購入方法を説明しますね

↑この画面からスタートです
タッチパネルの時もあれば、前回の電車の切符購入の記事でお伝えしたように
ハンドルをグルグル回すタイプもあります
また、英語も言語選択で可能です

↑切符を初めて買う場合は右側を選択します

↑ストラスブール市内(CTSのネットワーク内)は左側を選択
TICKETS URBAINS:都市交通切符(市内のトラム・バス用)
TICKETS COMBINÉS:組み合わせ切符(郊外や他の交通機関と連携)

↑次に片道切符を選択します

↑ちなみに、それぞれの選択肢はこのようになってます
市内も郊外も行きたい方はALSA PLUS 24H EMS が良いです
なんで広範囲の方が安いのか疑問に思った方もいると思います
ALSA +は行政が郊外利用を後押しし、補助金もあるためです
また、特別切符は期間限定の切符のことです
例えば、サッカーの試合がある際にスタジアムへの往復限定の切符であり、日常のトラムやバスには使えません

↑次に、ここで枚数を選択します

↑ここで購入画面になるので、お支払いすると完了です

↑この切符が出てきます

↑トラムの停留所にこちらの機械が設置されています
購入後はここに切符をタッチして、「ピーピっ」って音がなったことを確認してください

また、先ほどの紙の切符は少し頼りないですが2回ほどチャージして使えます
チャージする際は切符を画面の下側にセットして左側を選択してください

そのあとは、先ほどと同じ手順で購入を進めていきます
公式アプリ
CTS公式アプリ「CTS Transports Strasbourg」の使い方について説明します

↑こちらをダウンロードします

↑アプリを開くとこちらの画面になります
まず、QRコードのある欄をクリックします

↑次に切符の種類を選択し、Payerを選択します

↑すると切符は購入から1時間有効ですという注意が出てくるので、Continuerを選択します

↑次に進むとこの画面になるので
利用規約(CGU)および販売条件(CGV)を読み、同意しますのところをチェックします
すると、お支払い方法の選択が表示されるので選択し入力します

↑お支払いが完了するとQRコードが表示されます
バスに乗る際はこちらのQRコードをかざす必要があります
トラムの際は乗る前にかざす必要はなく、検札の際に提示すれば大丈夫です
また、有効時間も表示されるので便利です

↑QRコードは画面右下のQRコードのアイコンのところに保存されます
トラムの乗車・下車の流れ
- 切符購入
- トラムの停留所にある打刻機に切符をかざし「ピーピっ」と音がなるのを確認(アプリでの購入の際は不要)
- ドアの緑に光るボタンを押して乗車
- 下車時もドアの緑に光るボタンを押して下車
バスの乗車・下車の流れ
バスの路線はGとHがあります
- 切符購入なのですが、バス停には券売機がないことが多いので注意してください
トラムの駅で買うか、アプリで買います

2. 切符をかざす
バスに乗ると運転手の近くや、真ん中ら辺にも切符をタッチする機械があります

↑このような機械があるので、切符をタッチするとこちらも音がなるので「ピーピっ」となると完了です
この機械だと、携帯を下側にかざすとQRコードを読み込んでくれます

↑こちらはQRコード読み込みができないので、他の機械を車内で探してみてください
また、切符も機械が調子悪くて読み取ってくれない時があるので、その時は車内に数台あるので他の機械で試してください
とにかく、読み取られたことの確認は必要です
3. 下車の際、日本と同様で降車ボタンを押します


↑このようなボタンが数箇所にあるので探してみてください

日本のバスに比べるとスピードが速い速い…
まとめ
ストラスブールのトラムは、街歩きも郊外散策も快適にしてくれる便利な移動手段です
場所によったら、バスを利用する方が行きやすい場合もあります
なので、切符の種類や範囲を把握して、お得にスムーズに移動ができればと思います
また、ストラスブール周辺のお得な電車旅についてはこちらに書いてるのでよかったらどうぞ↓
今日もここまで読んでくださり
ありがとうございます
ではでは〜




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